Appleのカナダ子会社が、Worldwide Developers Conferenceの基調演説後にMac OS X 10.6に関する2〜3の情報をリークしたが、Appleはそれらをすぐに撤回した。しかし、インターネットはそれらの情報を見逃さなかった。
この情報は、Apple Canadaがプレスリリースとして発表し、ネット上に掲載後ある時点で削除されたが、多くのサイトがそれに気付いていた。そのプレスリリースによると、The Unofficial Apple Weblog(TUAW)が先週報じた通り、Snow Leopard(Apple最高経営責任者Steve Jobs氏が10.6の開発コード名であると認めている)では、ユーザーに受けそうな新機能を追加することよりも、OSの基本的な機能の向上により重点が置かれるという。
Appleは米国時間6月9日午後、10.6に関するセッションを開催し、そこでAppleのBertrand Serlet氏が同社の開発者を前に話をする予定だ。しかし、今となっては、そこでSerlet氏が何を話すかおおよその見当がつく。われわれが先週報じた通り、Snow Leopardでは、マルチコアプロセッサのサポートが強化されるため、開発者らは高性能グラフィックスプロセッサの利用が可能になる。
また10.6には、ビデオ再生を向上させる「QuickTime」の新版や「Safari」の高速版も搭載されている。マスコミ各社の報道によると、Appleは「およそ1年以内に」10.6の出荷を開始するとみられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ