ノートPC出荷台数の伸びは2008年がピーク--IDC予測

文:Erica Ogg(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一 2008年06月13日 13時26分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 調査会社のIDCによると、2008年はこのままのペースで行くと全世界のPC出荷台数が前年から15.2%増加するという。この数字は3月に同社が予測していた12.8%を上回る。また、PC市場を牽引するノートPCの出荷台数の伸びは2008年にピークに達するという。

 IDCが米国時間6月11日に発表した「Worldwide Quarterly PC Tracker」によると、2008年のノートPCの出荷台数は34.5%増加するという。この数字は2007年の33.9%増加を上回っており、2009年に予測される24.9%を大きく超えている。同社によると、2012年になるとノートPCの増加率は13.5%まで落ち込むという。

 予測によると2008年は3億1000万台のPCが出荷され、その半数近く(1億4530万台)をノートPCが占める。残りはデスクトップPCとサーバで、世界規模ではこの2つを合わせたものが市場の最大部分を構成するが、その差は急速に縮まっている。

 2008年は米国外で特にノートPCが特に人気になると見られており、2007年は7800万台だった出荷台数が1億940万台へと増加すると予測されている。ノートPCはデスクトップPCより価格が高い傾向があり、平均販売価格の上昇があとしばらくは続くことになるので、業界にとってはうれしいニュースだ。

 ただ、安価なノートPCが市場をかき回している。予測では米国外のノートPC出荷数が2008年に40%以上の急増となっているが、その理由はカウントの仕方と大いに関係があるとIDCは述べている。

 IDCによると、急成長中の低価格の小型ノートPCは、「組み込みOS、またはカスタムOSが使われ、(同時に)処理能力とストレージ容量が抑えられるなど、通常とは違うPC設計を採用している」ため、以前はカウントしていなかったという。しかし、ASUSTeK Computerの「Eee PC」、Intelの「Classmate PC」プラットフォーム、One Laptop Per Child(OLPC)の「XO」の人気と処理の堅牢性を考え、今回の報告では小型ノートPCが算入された。また、実際に出荷台数も増加しているとIDCは述べている。

 前述のメーカー3社以外にも、コンシューマー市場でこの分野に参入する企業がある。Acer、Hewlett-Packard(HP)、そしてたぶんDellも、自社の小型ノートPCをすでに開発しているか、発表する計画を立てている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化