#9:非標準のデスクトップを使用することには価値がある
標準的な地位を確立していないデスクトップ(EnlightenmentやBlackbox、Fluxboxなど)を採用することで、ルックアンドフィールが一新されるだけではなく、意図された用途以外では簡単に使用できないようにもなる。インターネットの閲覧さえできればいいマシンが必要になった時、私はそのマシンにFluxboxを導入した。その方法とは?簡単だ。使用したいアプリケーションのマウスメニュー(もしくはデスクトップアイコン)を1つ作成するだけだ。これだけで、コマンドラインに戻る方法(ログアウトするか、Ctrl-Alt-F*を押下する(*は現在使用しているデスクトップ以外の番号))を知らないユーザは、提供されているアプリケーション以外のものを起動することができなくなるはずである。大半のユーザーはこういったデスクトップの使用方法を知らないため、あなたのファイルにアクセスする方法など見当もつかないことだろう。これはシンプルな疑似セキュリティだと言える。
#10:サービスを停止することは最善の策である
これはデスクトップマシンであり、サーバではない。ではなぜhttpdやftpd、sshdといったサービスを稼働させているのだろうか?そういったものはあなたにとって不要なものであるうえ、(あなたがロックダウンさせる方法を知っていない限り)セキュリティリスクにしかなり得ないはずである。このため、そういったものを稼働させてはいけないのだ。/etc/inetd.confファイルをチェックし、不要なサービスがすべてコメント化されていることを確認しておくべきである。
シンプルだが効果的
あなたにとって、上記の内容はただの常識に思えたかもしれない--しかし、今まで思い付かなかったところにもセキュリティを向上させる鍵があると気付かれたことだろう。そして、もしもあなたがLinuxを使い始めてまだ間もないというのであれば、これらのヒントは、あなたのLinuxエクスペリエンスを優れたものにする手がかりとなるはずである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ