オンライン顧客コミュニティのための12のベストプラクティス

文:Dion Hinchcliffe 翻訳校正:石橋啓一郎 2008年08月08日 17時51分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 2008年のビジネス界のWeb 2.0の潮流の1つは、ウェブベースの顧客コミュニティの出現だ。これらのコミュニティでは、ブランドや製品、サービスについて同じ考えを持つ個人が集まり、オンライン上でやりとりをしている。これはマーケティング上の戦術からはほど遠いように見えるかもしれないが、顧客コミュニティは熱意のある顧客の主導で急成長することも多い。成功例には、XM RadioのXMFan、Harley-DavidsonのHDTalking、IKEA製品に関するIKEAFANSなどがある。

 上記のようなコミュニティは活気があり、活動的で、これらのコミュニティが対象としている企業からまったく支援を受けていないということも重要な点だ。その結果、企業はユーザーのグループが自然にできるのを期待するのではなく、これらのコミュニティを自ら育てようとすることによって、メリットを得られるのではと考えるようになってきた。活発なユーザーのコミュニティを作る手法は、今のところは科学というよりは芸術に属するものであり、リスクの高い計画になる可能性もあるが、もし成功した場合にどんなメリットが得られるかは明らかになって来つつある。

 長年の間、顧客コミュニティの利点について多くの研究が行われてきた。「ウェブコミュニティ機能の顧客は販売実績の3分の2を占めるのに対し、サイトの訪問者は3分の1を占めるに過ぎない」ことを示した2001 McKinsey-Jupiter Media Matrixから、最近Wall Street Journalで脚光を浴びた、コミュニティの取り組みの4分の1以上が売上げを向上させる一方で、企業が支援する顧客コミュニティのほとんどがユーザー数の点でクリティカルマスに達することに苦戦していることを示したDeloitteの最新の研究まで、さまざまな研究成果が示されている。

オンラインコミュニティの種類

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウドコンピューティング

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算