Chromeにデータ盗難の危険がある脆弱性

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-11-15 11:12

 Googleは、ユーザーをデータ盗難の危険にさらす可能性のある2件のセキュリティ上の問題を修正する、新しいバージョンのChromeを開発者に公開した。

 この問題は、「中程度」のリスクと評価されており、ハッカーがHTMLファイルを使って被害者のマシンから任意のファイルを盗むことができるというものだ。

 以下にその詳細を示す。

 r4188およびr4827は、ダウンロードされたHTMLがユーザーのコンピュータ上の他のファイルを読み込み、それをインターネット上のサイトに送ることができる問題を修正するものだ。現在では、ローカルファイルがXMLHttpRequest()を使ってネットワークに接続することを禁止し、HTMLファイルをダウンロードする際にユーザーに確認するよう修正されている。

  • 深刻度:中程度。ユーザーがダウンロードされたHTMLファイルを開くように誘導された場合、このセキュリティホールが利用され、任意のファイルが攻撃者に送られる可能性がある。

 このパッチは、最終的にはChromeの自動アップデート機能を通じて公開されることになる。このバージョンでは、ブックマーク機能とポップアップブロック機能に関する新機能も追加されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]