編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

不況の時こそNetSuiteには成長のチャンスがある--ネルソンCEO - (page 3)

柴田克己(編集部)

2008-12-17 18:20

--今回の製品発表では「クラウド」という言葉を多用されていました。NetSuiteとしては「クラウドコンピューティング」というものをどのように定義しているのでしょうか。

 個人的な見解も入りますが、「クラウドコンピューティング」は、今現在のコンピューティングインフラストラクチャと使われ方の代名詞である印象を持っています。1980~90年代のコンピューティングが「クライアント/サーバ」と呼ばれたのと同じ流れにあるのではないでしょうか。

--ただ、90年代後半以降には「ウェブコンピューティング」や「ブラウザコンピューティング」という言葉も出てきていました。その時代と現在の「クラウドコンピューティング」では、何が変化したのでしょうか。

 両者ともメインのフィーチャーは、「インターネットベースである」という点で、その点で変化はありません。しかし、「クラウド」という言葉のもとでは、対応するデバイスの種類がより豊富になっているのではないでしょうか。当初、AT&Tが通信の分野で「クラウド」という言葉を使いましたが、「クラウドコンピューティング」という表現には、テレフォニーとコンピューティングが、ようやく共存する時代になってきたという意味合いが込められているように感じます。コンピューティングデバイス、コミュニケーションデバイス、ビジネスのためのデバイスなど、さまざまなデバイスの最適化を「クラウド」が行うというイメージです。

 そのほか、「クラウド」というコンセプトには、技術的な専門用語で表される以上の範囲が含まれます。例えば、「ソーシャルネットワーク」や「CGM(Consumer Generated Media)」といったコンシューマー視点の概念も、「クラウド」に含まれると考えていいでしょう。「ブラウザコンピューティング」という言葉は、そういった点では、指し示す範囲が狭かったように思います。

 クラウドコンピューティング時代において注目すべきは、そこでのインタラクションの透明性です。インタラクションのタイプには、企業と企業、企業と個人、個人と個人といったさまざまなスタイルがあります。そこで、各自のコンピューティング環境の違いが壁にならず、透過性が高まっている点が特徴だと考えています。

--そうした環境の中で、NetSuiteの競合に対する優位点は何だと考えていますか。

 アドバンテージは2つあると思っています。

 1つめは、NetSuiteが、開発時からクラウド環境を意識して作られた製品である点です。パッケージ製品を後付けで「クラウド対応」させたわけではありません。

 もう1つは、アプリケーション全体が最新の技術や要件を取り入れた、モダンな製品として構築されている点です。将来的に、アプリケーションを拡張するにあたっても、従来のクライアント/サーバが基盤にある製品では実現が難しいケースも出てくるでしょう。

 実際のところ、我々には10年間の、この分野では既に最長といってもいいキャリアと実績があります。この10年で多くのことを学び、IBMやMicrosoftといった企業よりも経験を重ねているのです。このことは、競合他社に対する優位点であると同時に、お客様にとってのメリットにもなるはずです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]