#9:MultiTail
1つのウィンドウ内で複数のファイルに対するtailコマンドの結果が表示できたと考えてほしい。これがMultiTailの行うことだ。MultiTailは、Linuxの管理者が抱いていた夢を実現するものだ。複数(1つのウィンドウ内に配置できるのであれば、いくつでも)のログファイルを取り扱える機能により、MultiTailは複数のログファイルの末尾部分を垂直方向、あるいは水平方向に並べて表示でき、色を付けることもできるのだ。「muititail -s 2 /var/log/messages /var/log/security.log」というコマンドを実行することによって、messagesとsecurity.logというログが1つのウィンドウ内で左右に並べて表示されるようになる。MultiTailはとても簡単に使えるのだ。
#10:TinyCA
認証局をコマンドラインから生成するには、キーボードから長いコマンドを複数入力する必要がある。TinyCAは、あなたに代わってこういった入力を行ってくれるアプリケーションだ。TinyCAは認証局の生成を楽に行えるようにしてくれるわけだ。TinyCAを用いることで、認証局やその下位認証局の他、多言語に対応したサーバ証明書やクライアント証明書をいくつでも作成することができるのだ。あなたの会社のIT部門が認証局管理ツールを必要としているのであれば、まず最初にTinyCAを検討してほしい。TinyCAはオープンソースであり、Perl/Gtkで記述され、OpenSSLを用いて動作するようになっている。
あなたの知っている隠れた逸品は?
あなたも、他の人が聞いたこともないツールを少なくとも1つくらい知っているはずだ。管理者が知っておくべき隠れた逸品をご存知なのであれば、コメント欄で教えてほしい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ