Microsoft Officeでの仕事を助ける18のアドイン - (page 2)

文:Susan Harkins  翻訳校正:石橋啓一郎

2009-03-24 08:00

6: Total Access Analyzer

 「Total Access Analyzer」はAccessのデータベースオブジェクトを分析し、隠れた問題や忘れられたオブジェクトなどを明らかにしてくれる。このアドインは、オブジェクトを相互参照してデータフロー図を作成する。このアドインを使えば、コードを文書化し、迷子になっているオブジェクトや変数を発見し、スコープの問題を明らかにすることができる。Total Access Analyzerはエラーを見つけ、修正点を提案し、性能を改善するためのヒントを提供してくれる。若干高価ではあるが、使っている開発者はそれだけの価値があると言っている。

7: SimplyVBA Global Error Handler

 「SimplyVBA Global Error Handler」はエラーについて役に立つ情報を表示してくれる。

  • エラーが起こったプロシージャとモジュールを表示する。
  • エラーに至るコールスタックをさかのぼって調べる。

 VBAの開発者ならば、このアドインの堅固なエラー処理の真価が分かるだろう。

8: Office Live

 Office Liveを使えば、Office Live Workspaceの文書をWord、Excel、PowerPointから直接開く(保存する)ことができる。Mozilla Firefoxのユーザーは、追加のプラグインを必要とする。ただ気をつけて欲しいのは、これは単純なアドインではないということだ。このプラグインには特定のアップデートが必要で、もしまだ適用されていなければそのアップデートをダウンロードしてインストールしなくてはならない。

9: Personal Folders Backup

 Outlookはメール、予定表の項目、連絡先などの情報をPSTファイルに保存している。もしこのファイルに何か起これば、あなたはすべての過去のメールや仕事、予定、連絡先情報などを一度に失ってしまう可能性もある。このファイルをバックアップしておくことは、メンテナンスの重要な一部分だ。「Personal Folders Backup」は、PSTファイルを定期的にバックアップしてくれるアドインだ。(Microsoft Exchange Serverを使っている場合は、管理者がPSTファイルのバックアップを取ってくれているはずなので、おそらくこのアドインは不要だろう)

10: Mail Merge Toolkit

 このアドオンは文書への差し込みを行うもので、多くの機能を持ち制約は少ない。「Mail Merge Toolkit」はOutlook、Word、Publisherの既存の差し込み機能を拡張し、下記のようなことを可能にしている。

  • 宛先による件名の変更
  • メッセージへのファイル添付
  • セキュリティ設定に関わらずHTMLメッセージやRTFメッセージを送信する
  • PublisherからGIFフォーマットでメッセージを送信する

11: Mail Merge(PowerPoint)

 PowerPointに差し込みを行う場面は考えにくいかも知れないが、もしその必要がある場合、「PPTools Merge」を有り難いと思うだろう。このアドインは、Excelのデータを、タブあるいはカンマ区切りでPowerPointのテキストボックス、図、ノート、ハイパーリンクに差し込んでくれる。データ、図、動画、音、外部のテキストファイルの差し込みもできる。例えば、このアドインを使って、後日郵送するのではなく、プログラムの終わりに聴衆に対して賞状を渡すというようなことも可能だ。

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