大企業におけるWeb 2.0ツールの利用状況に関する最新データによると、2009年において、こういった企業で働く人々のコラボレーション形態やコミュニケーション方法に著しい変化が起こっており、これらの職場以外でもある程度の変化が始まっているという。
先ごろ新たに公表された興味深いレポートによると、2009年時点でいわゆるEnterprise 2.0ツール(ブログやWiki、ソーシャルネットワーキング/メッセージング)を既に導入している、あるいは今後導入しようと計画している企業の数は全体の3分の1から半数に上るという。またこのレポートからは、セキュリティに対する懸念は依然として根強いこと、(導入した企業内での)利用率が低迷していること、大企業において主流となっているデータ管理のプラクティスと整合性が低いこと、また、まったく利用する気が起きないという者もいることが明らかになった。
肝心なことは、次の通りだ。ツールは出揃っている。そして、大企業における知識を創造する方法と、それらを組織内で流通させる方法が劇的に変わり始めようとしているのだ。