Appleがようやく、上流では6ヶ月前に修正されていた複数のセキュリティホールを修正するJava for Macのアップデートを公開した。
このパッチは、開発者グループがAppleをパッチの公表に追い込むため、このセキュリティホールの深刻さを示す概念実証コードをリリースしてから3週間後に公開されたものだ。
米国時間6月15日に公開されたパッチでは、次の項目が修正されている。
(参照:Mac OS XのJavaに攻撃コード -- 半年前から公知になっていながら未パッチ)
- Java 1.5.0_16には複数の脆弱性が存在し、その中でもっとも深刻なものが悪用されると、信頼できないJavaアプレットが高い特権を得ることができる可能性がある。悪意を持って作成された信頼できないJavaアプレットを含むウェブページを閲覧すると、現在のユーザーの特権による任意のコードの実行につながる可能性がある。これらの問題は、Java 1.5をバージョン1.5.0_19にアップデートすることで修正される。
- Java 1.4.2_18には複数の脆弱性が存在し、その中でもっとも深刻なものが悪用されると、信頼できないJavaアプレットが高い特権を得ることができる可能性がある。悪意を持って作成された信頼できないJavaアプレットを含むウェブページを閲覧すると、現在のユーザーの特権による任意のコードの実行につながる可能性がある。これらの問題は、Java 1.4をバージョン1.4.2_21にアップデートすることで修正される。さらに詳しい情報は、Sun Javaウェブサイトで提供されている。
ライセンスやその他の細かい問題のため、AppleのJava for Macのアップデートは常に遅れる。もしかすると、SunがMac Runtime for Javaを標準的なJavaのコードベースに統合し、自らJava for Macを出荷すべき時期に来ているのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ