グーグル、「Wave」のコンポーネントをオープンソース化

文:Matthew Broersma(ZDNet.co.uk) 翻訳校正:編集部 2009年07月28日 12時41分

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 Googleは、「Wave」プロジェクトの2つのコンポーネントをオープンソース化した。コミュニケーションおよびコラボレーション用の同プラットフォームに関心を持つサードパーティ開発者を誘致することを目的としている。

 Google WaveのエンジニアであるJochen Bekmann氏とSam Thorogood氏は、米国時間7月24日付けのブログ投稿で、GoogleはWaveの2つのコンポーネント、Operational Transform(OT)コードと、Waveプロトコルをベースとするクライアント、サーバアプリケーションのプロトタイプを、Apache 2.0ライセンスに基づきリリースしたと述べた。

 Bekmann氏とThorogood氏は、「このフェデレーションプロトコルとオープンソースプロジェクトにとっては、まだ開発の初期段階にあるが、Waveに対するビジョンとして、われわれはサードパーティによる実装を奨励、促進することの重要性を認識している。これによりユーザーや企業は、すべてのものを完全にカスタマイズし管理することができる」と記している。「またわれわれは、Creative Commonsライセンスの下で、プロトコル仕様、ホワイトペーパー、Google Wave APIドキュメントを公開している」(Bekmann氏とThorogood氏)

 2009年5月に発表されたWaveは、電子メール、インスタントメッセージング、ソーシャルネットワーキング、ドキュメントコラボレーションの統合を目的とした技術やソフトウェアの集合体である。Googleの説明では、「Wave」という語は、これらすべての異なる種類のコミュニケーションの側面を含む会話を意味するという。

 Waveは、複数のユーザーがリアルタイムで編集可能なライブドキュメントとして機能するように意図して作られている。アクセスは、専用クライアント、または、Wave APIに対応したウェブサイトやソーシャルネットワーキングツールを介して行うことができる。

 リリースされた2つのコンポーネントのうち、OTコードは主に、Wave内部のコラボレーションを管理するためのアルゴリズムであると、Googleは述べた。Bekmann氏とThorogood氏によると、オープンソースとしてリリースされたバージョンは、Google自身のサーバに実装されたアルゴリズムよりも高度に開発されているという。

 リリースされたもう1つのコードであるクライアント、サーバ型アプリケーションのプロトタイプは、Waveプロバイダ間でWaveを共有するための基盤のネットワークプロトコル「Wave Federation Protocol」を用いた実験を奨励するための基本的な実装であると、同社は述べた。Googleによると、合計4万行近くのJavaコードがリリースされたという。

 Bekmann氏とThorogood氏によると、ソースコードは、7月21日にGoogleが主催したイベントの一環としてリリースされたという。Federation Dayと名づけられたそのイベントには、Google Wave Federation Protocolへの貢献に関心を寄せる150名の開発者が集まった。

 このたび公開されたコードはGoogle Wave Federation Protocolのウェブサイトより入手できる。

 Googleは約10万人のベータテスターに向け、Google Waveを9月30日にリリースする計画を明らかにしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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