米控訴裁判所、UNIX著作権をめぐりSCO Group有利な判決

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:編集部

2009-08-26 12:53

 SCO Groupは、同社のUNIX著作権をLinuxが侵害していると主張して6年間法廷闘争を繰り広げても、破産法適用を免れることはできなかった。しかし、SCO Groupは米国時間8月24日、この案件で重要な勝利を手にした。

 これまで米連邦裁判所は、Novellが同社UNIX事業をSanta Cruz Operationに売却したあとも、UNIXの著作権はNovellが保持するとの裁定を下していた(Santa Cruz OperationのUNIX資産は、後にSCO Groupが買収)。しかし、控訴裁判所は、そのときのUNIX資産購入契約書の精査などを行った結果、この裁定を覆し、同案件の再審を可能にした。ただし、55ページの裁判所書類によると、控訴裁判所は、SCOがNovellに対し著作権料支払い義務を負っているとの裁定は支持したという。

 SCO Group最高経営者(CEO)のDarl McBride氏は、今回の裁定に満足していた。「今日で戦争が終わったわけではないが、私たちが勝利を収めたこの戦闘が重要なものであることは間違いない」とMcBride氏はSalt Lake Tribuneに掲載された声明の中で述べた。「今は、今回の勝利を手に、次の戦闘に進むべきときだ」(McBride氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]