イグアスは10月29日、ジャストシステムの企業内情報検索エンジン「ConceptBase Enterprise Search」を組み込んだアプライアンスの販売を開始したことを発表した。IBMのx86サーバ「IBM System x」を採用している。
アプライアンスの名称は「ConceptBase Enterprise Search Box」。ハードウェアの組み立て、ソフトウェアのインストール、販売はイグアスが行う。ジャストと日本IBMはイグアスに技術面やマーケティング面で支援する。
ConceptBase Enterprise Search Boxは、日本語解析やビジネス文書解析でテキストデータや表計算データ、PDFやウェブページまでに対応。ビジネス文書の構造や文脈、意味の違いなどを判別した、高度な日本語検索が可能という。検索対象データの保管場所もファイルサーバやウェブサーバ、リレーショナルデータベースやLotus Notesなど幅広いプラットフォームやアプリケーションに対応している。
既存のシステムに追加するだけで、接続された対象システムの文書を横串で検索できる。検索対象の追加やテラバイトを超えるデータ容量の増加にも容易に対応する拡張性を備えているとしている。
税別価格は360万円。11月2日から出荷を開始する。