Microsoftは、ヘルスケア分野におけるポートフォリオ拡大を狙って、新たな選択肢を追加した。
Microsoftは米国時間12月10日、医療従事者向けにソフトウェアを供給しているSentillionの買収を計画していると発表した。Microsoftは、Sentillionのテクノロジを、同社が保有するAmalgaのUnified Intelligence System(UIS)に統合することを願っている。この統合技術により、ヘルスケアサービスの提供者が、複数のソースにまたがる患者のデータへもっと容易にアクセスできるようになることが目指される。
医師や病院はeヘルステクノロジの有効活用を進めてはいるものの、複雑なツールやシステムの問題により、かえって仕事が難しいものになってしまうという矛盾にも直面している。Sentillionの買収を通じて、Microsoftは、ヘルスケアサービスの提供者が複数の異なるITシステムへのアクセスの合理化を図り、テクノロジに苦労して費やされる時間を減らせるようにしたいと考えていることを明らかにした。
Microsoftのヘルスソリューショングループ担当バイスプレジデントであるPeter Neupert氏は声明を出し、「病院に導入されている無数のヘルスケア分野のアプリケーションを用いて、柔軟性に富む早期の情報活用を進めるならば、医師や看護師はより迅速かつ効率的に賢明な役割を果たせるようになるという、ヘルスシステムの統合ビジョンにおいて、MicrosoftとSentillionは共通の考えで結ばれている」と述べた。
Sentillionのソフトウェアによって、Windowsベース、ウェブベース、古いレガシーソフトウェアベースを問わず、さまざまなヘルスケア分野のアプリケーションへのアクセス統合が実現する。Sentillionは、顧客ベースで1000以上の病院に導入済みである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ