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正月休みのお供に--すべてのITプロ、必読の10冊 - (page 3)

文:Greg Shultz 編集校正:石橋啓一郎

2009-12-28 07:00

6: 「Godel, Escher, Bach: An Eternal Golden Braid(邦題:ゲーデル、エッシャー、バッハ あるいは不思議の環)」

 Doug Hofstadter著

 論理学者Kurt Godel氏、芸術家M. C. Escher氏、作曲家Johan Sebastioan Bach氏の業績を例として用い、人間の精神の働きを深く探る本書は、人生、思想、技術がどのように結びついているかという哲学的な視点を与えてくれる。本書では多くの異なった、魅力的な考え方が示されており、それと共に素晴らしい挿絵、グラフ、図、そして複雑な公式が掲載されている。本書を読むと、外国ではあるが慣れ親しんだ感じのする土地を探検するような感じを味わえる。

 これは魅惑的な本だが、重い主題を扱っているため、少しずつ長い時間をかけて読むのがいいだろう。

7: 「The Google Story(邦題:Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター)」

 David Vise、Mark Malseed著

 長年の間、われわれはGoogleの台頭と、同社の才気あふれる創業者Larry Page氏とSergey Brin氏の背後にある歴史に関する情報の断片を拾い集めてきた。しかしGoogle誕生10周年でアップデートされた本書では、著者がGoogleの歴史的な文書や人物に対する無制限な取材を許されているようであり、内に秘められた本当の話を知ることができる。

 本書の著者は、同社の重要な出来事の舞台裏にいる人物を独特な視点から見ている。扱われている出来事には、最初の投資家の登場や、Googleplexキャンパスの整備、キーワードを標的としたウェブ広告の誕生、株式公開、新商品の開発などが含まれている。本書を読むにつれて、検索ビジネスはどのように動いているのか、そしてGoogleの検索可能なデータベースの拡大計画について、多くのことを学べるだろう。

8: 「Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything(邦題:ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ)」

 Don Tapscott、Anthony D. Williams著

 今では誰もがWikipediaを知っている。Wikipediaは、あらゆることに関する百科事典的情報を提供することを目指す、巨大な協調作業の成果だ。Wikipediaには普段から何千人もの人が貢献しており、この辞典は人々が世界中からアクセスできるインターネットを使って共通のゴールに向けて取り組んだとき、どんなことを成し遂げられるかを示す素晴らしい例になった。

 本書では、多くの企業がマスコラボレーションとWikiを使って、いかに素早く成長し、成功してきたか、あるいはできるかを探求している。実際この本は、Linuxのオープンソースの取り組みが成功したことを学び、秘密を厳重に守る従来の金鉱の掘り方ではもはや生き残ることはできないことを悟ったGoldcorpの最高経営責任者(CEO)Rob McEwan氏が、自社の地理データをあえてウェブ上に掲載し、5万5000エーカーの自社採掘施設からもっとも多くの金を発見し採掘できる方法を示したものに賞金57万5000ドルを提供することを決めた話から始まる。このデータに基づいた提案が集まり、55カ所の新たな目標が決定され、その80%が有望な鉱脈だった。

 Goldcorpの成功をウィキノミクスの例として挙げた後、同書の著者は他の企業の例も提供し、それらの企業がいかに協調的な取り組み(ウィキノミクス)を引き出し、成長し成功したかを詳しく説明している。

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