半導体事業を行うNECエレクトロニクスとルネサス テクノロジは、2010年4月1日に両社の事業統合(合併)により設立予定の「ルネサス エレクトロニクス株式会社」の4月1日付け役員人事を内定したと発表した。
代表取締役社長には、現ルネサス テクノロジ社長の赤尾泰氏、会長には現NECエレクトロニクスの山口純史氏がそれぞれ就任する。
また、5人の非常勤取締役のうちの1人には、マイクロソフト日本法人の要職や米国本社のバイスプレジデントを歴任し、現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の教授を務める古川享氏の就任が内定している。
NECエレクトロニクスの現職以外の取締役と監査役は、2月24日開催予定の臨時株主総会で、また、代表取締役は4月1日開催予定の取締役会において正式に決定される予定。
そのほか、事業統合と同日にルネサス エレクトロニクスの国内販売に関する機能をルネサス販売に集結させるとともに、ルネサス販売の社名を「ルネサス エレクトロニクス販売株式会社」に変更することや、海外の販売子会社の代表者、統合後の新社名等も合わせて発表されている。