サイボウズ「かんたんSaaS」の無償試験サービスに環境、製造業向けアプリが追加

ZDNet Japan Staff

2010-02-03 21:32

 サイボウズは2月3日、同社がパートナー企業とともに展開するアプリケーションサービス「かんたんSaaS」において、パートナー2社が無償試験サービスの提供を開始したことを発表した。

 かんたんSaaSは、サイボウズのウェブ型データベースソフト「デヂエ」をSaaS事業向けに改造したプラットフォーム上で、同社やパートナーが開発した「業務改善」がテーマの各種アプリケーションを、ノンカスタマイズ、初期費用不要の月額課金で提供するサービス。2009年10月にリリースされている。

 無償試験サービスは、既にサイボウズによるアプリケーションが複数提供されているが、今回、パートナーであるアミタエコブレーンが提供する環境部門向け「産廃契約らくらく管理」と、日本サーキットが提供する製造業向け「ものづくり 業務改善セット」の2製品についても試験サービスが開始された。

 産廃契約らくらく管理は、契約書、付随契約書、許可証といった産廃契約に使われる文書を管理するアプリケーションで、契約書の内容や組み合わせ数によって1ユーザーあたり月額1000円〜2200円で提供される予定。また、ものづくり 業務品質向上セットは1ユーザーあたり月額1200円となる予定。価格はいずれも税別で、5ユーザーから利用できる。試験サービス期間中は、ダウンタイムやサポートレスポンス、データ保全など、いくつかのサービスレベルが保証されないが、いずれも無償での評価が可能となる。今後、課金サービスへ移行する際には、個別に案内のうえ、手続きを行う予定という。また、料金についても変更になる可能性がある。

 同社では「かんたんSaaS」について、初年度で250社の導入を見込んでいる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]