サイボウズ総合研究所(サイボウズ総研)は1月28日、マイクロソフトと協業して顧客情報管理(CRM)ソフト「Microsoft Dynamics CRM」と大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」のスケジュール情報を双方向に同期する「サイボウズ ガルーン スケジュールSYNC for Dynamics CRM」(スケジュールSYNC)を4月1日から発売することを発表した。
スケジュールSYNCは、Dynamics CRMとガルーン 2のスケジュール情報を「Microsoft SQL Server 2008」を通じて双方向で同期できるため、ユーザーはスケジュール情報を両者に入力する必要がなくなる。また、「Active Directory」によるユーザーの一元管理ができ、統合Windows認証によるシングルサインオン(SSO)などの機能もある。サイボウズ総研では「両製品のシステム管理を効率的に行うことができ、業務の効率化を図られる」としている。
スケジュールSYNCの価格は、基本パックとして50ユーザーまでで110万円。使うためには、連携に必要なユーザー数のライセンスが必要になる。
サイボウズ総研は、マイクロソフトの技術支援を受けスケジュールSYNCを開発。Dynamics CRM側の開発は、Dynamics CRMの取り扱いパートナーであるメトロが担当する。
サイボウズ総研がスケジュールSYNCの販売元となり、Dynamics CRMの販売パートナーとサイボウズの販売パートナーを経由して企業に提供する。サイボウズ総研は、パートナーへの支援窓口を開設し、企業への導入支援メニューを設け、マイクロソフトとメトロが共同で導入とサポートを展開する。