日本IBM、POWER7搭載サーバ4モデルを発表--「ワークロード最適化」がキーワード

大河原克行

2010-02-09 16:40

 IBMは、Powerアーキテクチャをベースとし、200GFLOPSの演算性能を持つ汎用RISCプロセッサの新製品「POWER7」を発表。日本IBMも2月9日、POWER7と同プロセッサを搭載するサーバ製品4モデルの発表を行った。

藪下真平氏 日本IBM執行役員、システム製品事業担当の藪下真平氏

 日本IBM執行役員、システム製品事業担当の藪下真平氏は同社のビジョンである「Smarter Planet」になぞらえ、新製品群について「よりスマートになる10年の幕開けとなる製品。ワークロードの最適化をキーワードとして、これからをリードする新次元のPower Systems」と位置づけた。

 POWER7は、従来のPOWER6に比べて4倍となる最大8コアを持ち、1コアあたりに従来の2倍となる4スレッドを搭載。従来の8倍にあたる最大32スレッドの並列処理能力を提供する。結果として、約5倍の処理能力を実現するとともに、消費電力あたりの処理能力では約4倍を実現している。

 また、CPUの外部に配置されるL3キャッシュを、eDRAM(embeded DRAM)としてCPUに内蔵。世界初という同技術により、コアからL3キャッシュへのアクセス速度を6倍に向上させている。

 POWER7の最大周波数は4.1GHz。同社では、45ナノプロセスルールによる次世代プロセッサと位置づけている。

Powerシリーズ新製品 2月9日に発表された、POWER7搭載のサーバ新製品4モデル

 一方、サーバ製品としてPOWER7を搭載した4モデルのうち、最上位となる「Power 780」は、POWER7 3.0GHz、3.3GHz、3.55GHzのCPUを搭載。最大メモリは512Gバイト、最大内蔵HDDは2.4テラバイトとなっている。

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