アクシスソフトとクオリティは2月17日、アクシスソフトのリッチインターネットアプリケーション(RIA)構築フレームワーク「Biz/Browzer」と、クオリティのクライアント管理ソリューション「QAW/QND Plus」との連携運用ソリューションとして「QAW for Biz/Browzer」の提供を共同で開始したと発表した。
アクシスソフトのBiz/Browserは、主に企業における業務アプリケーションの生産性と開発効率を高めるための手段として提供されている製品。クライアント環境の差をBiz/Browserが吸収することで、企業は環境の変化に影響を受けることなく、本来の経営サイクルに合わせてシステムを展開することができ、適切なIT投資が可能になるとしている。
クオリティの「QND Plus」はクライアントPCの現状把握、台帳作成、自動インストール、脆弱性監査などを行えるクライアント管理ツール。「QAW」をQND Plusに追加することで、ソフトウェア起動制御や使用状況把握などの機能が利用できる。
今回の協業で提供されるQAW for Biz/Browserは、Biz/BrowserとQAW/QND Plusとの連携運用ソリューション。クライアント端末へのBiz/Browser初期展開時の作業負荷軽減や、永続的なクライアントPC管理の自動化を行い、業務システム効率化とクライアント管理の両立を、コストを削減しつつ実現するとしている。
今回の協業では、Biz/Browser導入を検討している企業に対して、QAW/QND Plusを3カ月間無償で提供するという。3カ月間の無償利用期間終了後に、QAW/QND Plusの継続利用を希望する場合は、購入してそのまま利用できる。
両社では協業による同サービスについて、2010年度中に500社への提供を見込んでいる。