アイティークルーとノベルは、金融機関を始めとするミッションクリティカルなシステムを持つ顧客企業を対象に、仮想化環境の導入サービスを始めとする仮想化統合のコンサルティングサービスを共同で提供していくと発表した。
今回の協業では、アイティークルーがノベルの仮想化統合プランニング支援ツールである「PlateSpin Recon」を活用して既存システムの分析と仮想化統合プランニングを行い、その結果をもとに、ノベルの仮想化移行支援ツールである「PlateSpin Migrate」を始めとする、仮想化環境の導入・構築ならびにマイグレーションサービスを提供する。
昨今の厳しい経済状況により、仮想化技術はサーバ統合による設備コスト、運用保守コストの削減手段として注目されているが、両社では仮想化技術を導入する前段階として、適切なシステム設計が不可欠であるとしている。
アイティークルーは、これまで主に金融機関を対象に、メインフレームやオープン系サーバの基盤構築、ミドルウェア導入・実装から運用・保守まで、多くの実績を積んできたとする。ノベルとの協業により、仮想化環境のアセスメントから導入、構築、管理まで、適切なシステム設計のための一貫したサービスを提供するという。
両社では今回の協業にあたり、初年度売上目標8000万円、成立件数40件を目標とする。アイティークルーでは仮想化技術の採用を検討中の企業を対象に、PlateSpin Reconによる無償アセスメントサービスを実施するキャンペーン(6月30日まで)を行うとしている。