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ノベル、DRおよびバックアップ向けハードウェアアプライアンス製品発表

大川淳

2010-03-01 11:32

 ノベルは、ディザスタリカバリおよびバックアップ用のハードウェアアプライアンス製品「PlateSpin Forge」を発表した。統合復旧ソフトウェア、専用ストレージ、ハイパーバイザ、ウェブベースのインターフェースを統合しており、機器内の仮想マシンを用い、複数のサーバのワークロードをバックアップする。2月28日より出荷を開始している。

 PlateSpin Forgeは、独自の仮想化技術により、ワークロード(データ、アプリケーション、OSなど)をイメージとしてバックアップし、圧縮して差分を転送するという方式を採用している。障害が発生した場合には、PlateSpin Forge側で仮想イメージ化した複製を起動し、通常通り運用を継続することができる。複製は、本来の環境が復旧後、その物理サーバ、あるいは代替サーバへのリストアも可能だという。

 また、この製品では障害発生の可能性が検知された時点で、その確認とほぼ同時にPlateSpin Forgeのリカバリワークロードを起動させることが可能。障害発生が確定した場合、即座にオンラインとなり、タイムロスを最小限にできるという。

ノベル代表取締役社長の徳永信二氏 ノベル代表取締役社長の徳永信二氏

 PlateSpin Forgeは複雑なインストール作業を必要とせず、箱から取り出してネットワークに接続するだけですぐに使用することができる。ノベル代表取締役社長の徳永信二氏は「PlateSpin Forgeの特徴は、まず簡単であること。箱から出して最短で10分ほどで設定できる。また、テスト環境用途など災害対策以外にも有効だ。信頼性も高く、システム全体のデータの整合性を維持したままでバックアップできる」と話す。

 PlateSpin Forgeは、同期スケジュールを分および時間単位で自在に設定できる機能を備えており、サーバの優先順位に基づいて、個別に同期時間を設定することが可能だ。また、同期の時間別に複数の複製を保存する世代管理ができるため、障害発生以前の最新の時点まで遡った復旧が可能になる。

 さらに、システムが復旧した後、障害発生前のサーバとは異なるサーバが設置されても、ワークロードはメーカー、ブランド、モデルを問わずあらゆる物理/仮想ホストに復元することができるという。

 市場参考価格(税別)は以下の通り。10ワークロード対応が542万9400円から。25ワークロード対応が852万5400円から。これらはいずれも1年間のスタンダードメンテナンスサポート付き。基本構成で10ワークロードのバックアップに対応。また、5ワークロード単位で追加購入できるアドオンパッケージが用意されており、1台で最大25ワークロードまで拡張できる。

 ノベルはこれまでも仮想化技術を活用する製品群を展開してきた。今回、ディザスタリカバリおよびバックアップ用のハードウェアアプライアンスを投入した背景には、市場の動向がある。IDCの調査によれば、ITインフラの災害復旧対策予算の国内総計は、2007年で2700億円に上る。災害復旧対策の関連市場は、2012年までに年間平均成長率が8.3%で推移するという。

 徳永氏は「この市場は今後さらに拡大することが期待できるが、ストレージによるレプリケーションなどはコストが高い。企業側はより確実性が高く、低コストのソリューションを求めている」と述べ、この分野の潜在力に期待をかけている。ノベルでは初年度で100社への販売を目標としている。

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