NTTデータ、ネットバンキング利用の金融機関向けにフィッシング検知サービス

富永恭子(ロビンソン) 2010年04月02日 14時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NTTデータは4月1日、ネットバンキングサービス「ANSER-WEB」を利用する金融機関を対象に「フィッシングサイト閉鎖サービス RSA FraudAction」の強化策である「検知サービス」の提供を開始したことを発表した。

 今回、提供を開始した検知サービスは、海外の金融機関に提供実績を持つ、RSAセキュリティが運営するオンライン不正対策指令センター (AFCC) がISPをはじめとする検知パートナー企業と提携し、24時間365日、金融機関のフィッシングサイトの発生を監視するという。

 利用者にとっては、フィッシングサイトなどの偽サイトにアクセスし個人情報などを詐取されるリスクを低減できる。検知した際にAFCCから金融機関へ速やかに連絡できるため、フィッシングサイトの迅速な閉鎖が可能となり、閉鎖効率の向上が期待できるという。また、連絡窓口の運営をNTTデータが提供するため、金融機関は運用コストを削減できるとしている。

 検知サービスのファーストユーザーとして千葉興業銀行、横浜銀行、京都銀行、池田銀行、西武信用金庫など6つの金融機関が4月から利用を開始しているという。これら6金融機関は、地域金融機関としては初めてフィッシングサイトの検知を行う金融機関となるとしている。

 NTTデータでは、ANSER-WEBを利用している金融機関を対象に今後も検知サービスの利用を積極的に働きかけていき、2011年3月末までに約30金融機関へのフィッシングサイト閉鎖サービスの提供を見込む。

 RSA FraudActionは、個人向けのネットバンキングサービス「ANSER-WEB」と法人向けのネットバンキングサービス「ANSER-WEBコーポレートエディション」を利用する金融機関に対してフィッシング詐欺対策を目的にNTTデータが2008年4月から提供を開始している。

 現在13の金融機関がRSA FraudActionを利用しているという。従来は、ネットバンキング利用者の問い合わせなどで金融機関がフィッシングサイトを発見した際、NTTデータへ閉鎖を依頼することで当該サイトを閉鎖し被害拡大の防止を図っていたとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算