ソニー銀行、RSAセキュリティのトロイの木馬対策サービス導入

小山安博

2010-01-14 17:44

 RSAセキュリティは1月14日、オンライン専業のソニー銀行がオンライン詐欺対策「RSA FraudAction Anti-Trojan Service トロイの木馬対策サービス」を採用したと発表した。

 PCに侵入して不正活動を行うマルウェアの一種であるトロイの木馬は、PC内のファイル削除や外部からの侵入経路の作成など、さまざまな活動を行う。その中で、オンラインバンキングなどへの接続を監視し、パスワードやクレジットカード番号を記録して外部の不正サイトに送信する攻撃を行うものもある。

 RSAセキュリティのトロイの木馬対策サービスは、こうしたトロイの木馬を検知、不正サイトをシャットダウンさせる。実際に不正サイト自体を閉鎖させるサービスを提供しているのが特徴だ。最短5分、ほとんどのケースで5時間以内にサイトを閉鎖するという。さらに盗み出されたユーザーIDやパスワードなどを回収し、被害を最小限に食い止めてくれる。

 ソニー銀行はすでに、2007年8月にフィッシング詐欺対策として「RSA FraudActionフィッシング対策サービス」を導入している。2008年8月にはフィッシングメールやサイトの早期発見などを図る「検知サービス」を追加。今回、トロイの木馬対策サービスを導入することで、銀行利用者の保護を強化する。これによってソニー銀行は、RSA FraudActionサービスをすべて導入したことになるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]