日本ユニシスは4月14日、中央三井アセット信託銀行から「確定拠出年金管理システム」の開発を受託し、同社iDC(Internet Data Center)でのICTホスティングサービスを利用して稼働を開始したと発表した。
ICTホスティングサービスは、日本ユニシスのiDC基盤「MiF」上で提供されるオンデマンドホスティングサービス。ディザスタリカバリ、高いデータセキュリティ、多様なストレージ、高速ネットワークの利用といった、エンタープライズクラウドとしての要件を備えるという。
日本ユニシスでは、中央三井アセット信託銀行が同社のICTホスティングサービスへの移行を決定した要因について、MiFの採用とICTホスティングサービスによる運用コストの低廉化実現に対しての期待があると説明している。
ICTホスティングサービスのアプリケーション部分は、中央三井アセット信託銀行へ導入実績のある「Benefit Keeper」をベースに開発されている。Benefit Keeperは、日本ユニシスが提供している確定拠出年金制度(日本版401k)向けのレコードキーピング(記録関連業務)システム。同社は、SBIベネフィット・システムズと共同でBenefit Keeperの開発を行う一方、同システムを、運営管理業務を行う金融機関、および確定拠出年金を導入し自ら運営管理業務を行う企業向けに販売している。