中央三井アセット信託銀行、日本ユニシスのクラウド基盤で確定拠出年金管理システムを稼働

富永恭子(ロビンソン)

2010-04-14 18:16

 日本ユニシスは4月14日、中央三井アセット信託銀行から「確定拠出年金管理システム」の開発を受託し、同社iDC(Internet Data Center)でのICTホスティングサービスを利用して稼働を開始したと発表した。

 ICTホスティングサービスは、日本ユニシスのiDC基盤「MiF」上で提供されるオンデマンドホスティングサービス。ディザスタリカバリ、高いデータセキュリティ、多様なストレージ、高速ネットワークの利用といった、エンタープライズクラウドとしての要件を備えるという。

 日本ユニシスでは、中央三井アセット信託銀行が同社のICTホスティングサービスへの移行を決定した要因について、MiFの採用とICTホスティングサービスによる運用コストの低廉化実現に対しての期待があると説明している。

 ICTホスティングサービスのアプリケーション部分は、中央三井アセット信託銀行へ導入実績のある「Benefit Keeper」をベースに開発されている。Benefit Keeperは、日本ユニシスが提供している確定拠出年金制度(日本版401k)向けのレコードキーピング(記録関連業務)システム。同社は、SBIベネフィット・システムズと共同でBenefit Keeperの開発を行う一方、同システムを、運営管理業務を行う金融機関、および確定拠出年金を導入し自ら運営管理業務を行う企業向けに販売している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]