NECは4月16日、ロードバランサやアンチウイルスなどのアプライアンスサーバ「Express5800/InterSec」の新モデルを4製品新たに追加し、同日より販売開始したことを発表した。
Express5800/InterSecは、ロードバランサ、プロキシおよびウェブフィルタリング、メール、ウイルスチェックなどの用途に特化した専用サーバだ。新モデルでは、ロードバランサの負荷分散機能を強化したほか、プロキシおよびウェブフィルタリングサーバの冗長性やウイルスチェックサーバの拡張性を強化した。
ロードバランサ新製品「Express5800/LB400g」では、アプリケーションサーバ(Java環境)の監視ソフトである「CLUSTERPRO X HA/JVMSaver」との連携を強化し、Java環境のCPUやメモリなどリソースの使用状況や稼働状況を監視することで適切な負荷分散が可能となった。従来はアプリケーションサーバのサービスダウンを検知してから処理の割り振りを停止していたが、新機能ではサービスダウンが発生する前にサーバへの処理の割り振りを停止するため、障害の発生が回避でき、安定したアプリケーションサーバ環境が構築できるようになるという。
プロキシおよびフィルタリングサーバの新製品「Express5800/CS400g」においては、障害時に冗長化したウェブフィルタリングサーバへ切り替える機能を追加し、冗長性が強化された。また、ウイルスチェックサーバの新製品「Express5800/VC400g」では、メモリやHDDを拡張し、サポート可能なユーザー数を従来の1500人から2000人に拡張した。メールサーバ新製品「Express5800/MW400g」では、メールの処理性能を強化している。
それぞれの製品の希望小売価格は以下の通り。価格はいずれも税別で、出荷時期は4月26日を予定している。