NTTデータ イントラマートは4月27日、同社が提供する「intra-mart」製品が、NTTデータのエンタープライズ向けクラウドサービス「BizXaaS」に採用され、SaaSクラウドでの提供が開始されたと発表した。
今回BizXaaS上で提供が始まった「intra-mart WebPlatform」および「イントラネット・スタートパック」は、グループウェア機能やワークフロー機能、ポータル機能などのシステム共通基盤機能を提供するもの。
intra-mart WebPlatformは、日本企業の商習慣に適合したワークフローをはじめとして、ウェブシステムの開発において必要な各種機能をコンポーネントとして装備しており、オープンで高い開発生産性を実現するフレームワーク。コンポーネントにはフロント統合のためのポータル、シングルサインオン、バックエンド統合のためのESB/ERP連携モジュール、ビジネスプロセス統合のためのBPMまで、SOAを構築していくための機能を多数提供するとしている。日本企業の商習慣にあわせ、自由にカスタマイズすることが可能だという。
イントラネット・スタートパックでは、安全なチームコラボレーションを実現する各種機能を提供する。メンバー間でのスケジュール情報やドキュメントの共有、専用の電子会議室によるディスカッションなどが可能。また、ユーザーインターフェースにAjaxを採用することで、ユーザビリティの向上を実現しているとする。さらに、グループウェア機能をサービス化し、外部システムから呼び出して実行できるようにするなど、将来的なSOAへの発展も視野にいれた、コラボレーションサービス基盤として活用できるとしている。