トレンドマイクロは5月17日、出張や外出時など社外からのウェブ閲覧を制限する企業向けURLフィルタリングのSaaS型サービス「Trend Micro InterScan WebManager SCC（ISWM SCC）」を5月25日から受注することを発表した。5月27日から提供する。
ISWM SCCは、クライアントから直接クラウドのデータベースを参照してフィルタリングするため、営業職などPCを社外へ持ち出すことの多い従業員が出張や外出する際に、社外からのウェブ閲覧を制限する。パッケージソフトの「Trend Micro InterScan WebManager（ISWM）」を使用している社内環境に持ち込んだ場合には、ISWM SCCのフィルタリング機能を停止させてISWMに切り替えられるため、社内外の環境にあわせて両者を併用できるとしている。
従来の企業向けURLフィルタリング製品は、社内に専用サーバやアプライアンスを設置する必要があったのに対して、同サービスではサーバを設置する必要がないため導入が容易だという。管理者は、管理サイトで必要な設定をした後、対象のエンドユーザーにメールを配信。エンドユーザーは送付されたURLをクリックするだけでエージェントをインストールできる。
特定のカテゴリの閲覧のみを許可し書き込みを禁止するといったきめ細かい設定や、企業全体のルールの他に部門毎のルールを追加して2階層のポリシーで規制するといった柔軟な運用が可能だという。また、部門ごとの閲覧履歴をグラフ形式で出力できるため、把握した企業内のウェブ利用状況をもとに、その後の社員教育やセキュリティ対策に役立てることができるとしている。
ボリュームディスカウント制で提供する。参考価格（税別）として、1年間のサポートサービス料金を含めた1アカウント（100〜249アカウントの時）が3400円からとしている。
