#9:サーバの役割を新たに学ぶ必要がある
Exchange 2003には、フロントエンドサーバとバックエンドサーバという2種類のサーバしかなかった。Exchange 2010では、サーバの種類が追加されている。Exchange 2010の配備を計画するにあたっては、サーバの新たな役割を理解するための時間を確保しておくことが非常に重要となる。
#10:ある種の管理タスクにはPowerShellを使う必要がある
「Exchange管理コンソール」(Exchange 2010では、「Exchangeシステムマネージャ」の代替としてこれを使用する)は、「Exchange管理シェル」というコマンドラインインターフェース上に構築されている。Exchange管理シェルは、Exchange Server用の数多くのコマンドレットが用意されたWindows PowerShell環境となっている。
このことは、Exchange管理コンソールを用いて行うことのできる管理行為はすべて、Exchange管理シェルでも行えるということを意味している。しかし、その逆は無理である。Exchange管理コンソールにはExchange Serverの基本的な管理メカニズムが含まれているものの、より高度な機能はMicrosoftによって隠されているからだ。PowerShellコマンドを一切使用せずにExchange 2010を管理することは、まず無理だろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。