編集部からのお知らせ
記事PDF集:官民意識のゼロトラスト
電子インボイスの記事まとめ

iPhone 4の登場で企業はスマートフォンを使わない理由が無くなる - (page 2)

エリック松永

2010-06-29 13:23

 一例として、端末という視点から見てみよう。iPhoneは端末として優れている。3Gと3GS、そしてiPhone 4と3モデルがあるが、いずれも一目でiPhoneと分かるほど完成されたデザインだ。OSのUIは、iOS 4が登場し機能面で大きな変化があったものの、3Gからの洗練されたUIに大きな変化はない。端末とソフトウェアのUIが一体化した完成された商品――これはMacというコンピュータとOSを一つの作品として生み出し続けるAppleの特徴が表れている面と言えるだろう。

 一方のGoogleは、Android OSで優れた機能を提供しているものの、端末は各メーカーがデザインし、UIも各メーカーが自由に創造できる、自由でオープンなアーキテクチャを提供している。各メーカーが自由な発想で開発に取り組むことで、Googleだけでは考えられないようなプロダクトを生み出す――そんな可能性を秘めているのがGoogleフォンなのだ。

 だからこそ大外れもあり得るわけで、つまり単体商品AというGoogleフォンとiPhoneを比較して、Googleフォンが勝ったか負けたかを判断するのは大間違いだ。

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが、Googleのオープン性を最大限に活用してXperiaを開発したことで、Googleフォンの本当の怖さ(と、本当の期待)が広がったはずだ。今後、各メーカーは独自のコンセプトに基づいたGoogle端末――UIも含めて洗練された端末――を提供し始めると、iPhoneにはなかったバリエーションが無限に広がる怖さがある。

 ニッチな企業ニーズに端末レベルで応えられる無限の可能性として、Googleフォンは名乗りを上げたと言っても過言ではないだろう。Xperiaの登場は、企業が活用するモバイル端末の選択肢が広がったという大きな意味を持つのだ。

 今後、AppleとGoogleが越えなければいけない壁は、企業側の先入観であろう。AppleもGoogleも個人ユーザー向けのイメージが強く、それが時として信頼性が低いというイメージを想起させているのも事実だろう。

 では、企業向け端末としてのiPhoneは、本当に企業ニーズを満たしていないのだろうか?

論点3:iPhoneはまだ企業ユースに到達していないのか?

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 経営

    5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは

  2. 経営

    ノートPCは従来ながらの選び方ではダメ!新しい働き方にも対応する失敗しない選び方を徹底解説

  3. 経営

    問題だらけの現場指導を効率化!「人によって教え方が違う」を解消するためのマニュアル整備

  4. ビジネスアプリケーション

    緊急事態宣言解除後の利用率は低下 調査結果に見る「テレワーク」定着を阻む課題とその対応策

  5. ビジネスアプリケーション

    たしか、あのデータは、こっちのアプリにあったはず…--業務改善のためのアプリ導入がストレスの原因に?

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]