NECは7月13日、省スペーススリムタワーNAS(Network Attached Storage)製品「iStorage NS100Ta」を発売した。処理性能を、同社従来製品(iStorage NS28P)比で最大約35%向上し、ハードディスク(HDD)容量を2倍に増強したという。SOHO、小規模ユーザーを主なターゲットにしており、オフィス内のファイルサーバ用途を想定している。
iStorage NS100Taは、最新のインテル製CPU「Pentium G6950(2.80GHz)」を搭載。メモリの搭載容量を従来比で4倍となる、最大16Gバイトまで拡大した。また、ストレージサーバ専用OS「Windows Storage Server 2008(x64)」を採用することで、処理性能を従来比で最大約35%向上させたという。HDD容量は、従来比2倍の最大4テラバイトに増強している。
さらに、80 PLUS認証を取得した高効率電源の搭載などにより、従来比で待機時最大約45%、動作時最大約15%の省電力化を実現しているという。80 PLUSは、電源ユニットが電圧を生成する際に生じる変換損失を抑え、電力の80%以上を損失せずに確保することができる製品に対し、EPRI(Electric Power Research Institute: 米国電力中央研究所)が認証するもの。そのほか、今回の新製品はオフィスなどに設置しやすいよう、横幅を名刺幅程度の約93mmに抑えているという。
税別価格は、500GバイトHDD(SATA)×2(RAID1)のモデルが19万8000円から、1テラバイトHDD(SATA)×2(RAID1)のモデルが24万8000円から、2テラバイトHDD(SATA)×2(RAID1)のモデルが34万8000円から。いずれも標準搭載メモリは1Gバイトとなっている。