ゴルフダイジェスト・オンライン、ログ解析システムに「Sybase IQ」を採用

ZDNet Japan Staff

2010-08-20 17:06

 サイベースは8月20日、ゴルフダイジェスト・オンラインが同社のログ解析システムにサイベースのデータウェアハウス(DWH)用データベース「Sybase IQ」を採用したと発表した。5月から稼働している。

 GDOが運営するウェブサイトでは、ゴルフ新品中古用品販売やゴルフ場予約サービスなどを提供している。これまで、同社ではフロントエンドのウェブサイトとバックエンドの基幹システム上のデータが紐づけられていなかったという。そのため、長期的な経営計画の第1段階として、ウェブサイトのコンテンツがどのように売り上げに貢献しているかなど、購買の現状把握を行いたいというニーズがあったという。

 GDOでは、月間1億5000万ページビューにのぼるアクセスログデータと受注実績データなどを容易に抽出、格納し、さまざまな角度で高速に分析できるDHWシステムの導入を検討。アプライアンスや汎用データベースを含め複数の製品を比較・検討した結果、Sybase IQの採用を決定したという。採用にあたってはSybase IQのコストパフォーマンスの高さが評価されたとしている。

 Sybase IQによるログ解析システムの構築により、ウェブサイトへのアクセスログやデータと、基幹システムのデータをそれぞれ抽出してマッチングさせ、コンバージョンレートを把握したり、特定の顧客がサイト上でどのような行動をしたかを追跡することが可能になったという。また、従来は分析担当者が情報システム部門に依頼し、2週間程度かかっていたデータの抽出が、分析担当者自らの作業で1日以内で実現できるようになったとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]