ヴイエムウェアが2社の企業買収を発表--CEOとCTOが意義を説明

冨田秀継(編集部) 2010年09月01日 09時34分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 VMwareは8月31日(米国時間)、IntegrienとTriCipherの2社を買収することで最終合意に達したことを、同社の年次カンファレンス「VMworld 2010」で発表した。Integrienは、アプリケーションとITインフラを対象にリアルタイムでパフォーマンスを分析するソフトウェアを提供。TriCipherは主にID管理製品を提供している。

 Integrienの製品は、リアルタイムでパフォーマンスを分析するソフトウェアのため、アプリケーションやITインフラの障害をプロアクティブに検知できる点が特徴となる。VMwareでは、Integrienの製品を「VMware vCenter」製品群に組み込む予定だ。

VMware CTOのSteve Herrod氏 VMware CTOのSteve Herrod氏

 同社CTO(最高技術責任者)のSteve Herrod氏はZDNet Japanの取材に対し、「Integrienは非常に面白い会社。同社の製品は大規模なバーチャルデータセンターを対象にしている。1万以上のVMを運用しているような企業にとって、さまざまなデータを収集して問題を事前に検知できるIntegrienの製品が有用になる。非常に大規模なパブリッククラウドを提供する事業者の課題解決に役立つはずだ」と答えている。

 一方のTriCipherは、クライアントPCやSaaSなどに同一のIDでログオンするシングルサインオン(SSO)の製品を提供している。また、たとえば社内からは利用できるSaaSを社外からはアクセスできないようにするといったコントロールも可能で、Herrod氏は「IT統制を実現するための製品」だと述べている。

 VMwareの社長兼CEO、Paul Maritz氏はVMworld 2010会場内で開かれた記者会見で両社の買収に触れ、次のように話している。

 「“アジアのテクノロジー”や“中国のテクノロジー”などというものはない。世界はますますグローバル化しているのであり、テクノロジーはテクノロジーなのだ。我々はテクノロジーを手に入れるために、そしてIT as a Serviceのスタックを提供するために企業買収を行った」(Maritz氏)

 VMwareはVMworld 2010において、IT as a Serviceを実現するための3つのスタックを説明している。このビジョンについては基調講演のレポート「仮想化の旅はクラウドの実現に通じる--VMworld 2010基調講演」を参照されたい。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウドコンピューティング

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算