Dellは米国時間9月7日、「Windows XP」にダウングレードしたPCの販売を2010年9月に終了する計画を明らかにした。この旧OSを搭載したPCについては、ほぼすべての出荷を終了する期限が10月に設定されており、同社の計画はこの期限に先行するものとなる。
Microsoftはしばらく前にWindows XPの販売を終了したが、PCメーカーに対しては、この旧OSに「工場でダウングレード」された「Windows 7」マシンの販売を引き続き許可してきた。だが、このオプションも、DellをはじめとするPCメーカーに対し、2010年10月22日に終了するよう定められている。
Dellはブログ投稿で、「これはつまり、当社が来月の期限に備えて、今月から顧客向けのオプションとしてXPを提供するのを終了するということだ」と述べた。同社は、Windows XP用のドライバサポートについては2012年12月まで提供を継続する計画だ。
MicrosoftはWindows XP搭載PCの販売を終了するようPCメーカー各社に求めているが、「Windows 7 Professional」搭載PCの顧客に対しては、Windows 7のライフサイクル全体を通じてWindows XPにダウングレードする権限を引き続き提供することに合意した。Microsoftは当初、「Windows 7 Service Pack 1」の出荷に伴いこの権限を終わらせる計画だった。権限延長の動きは、企業顧客内の個々のコンピュータによってダウングレード権限が異なる場合があることに配慮したものだった。
ボリュームライセンスの顧客は、Windows XPを含む旧バージョンのWindowsを実行させることについては、常に追加のオプションを有してきた。Dellは引き続き一部の顧客に対し、企業のコンピュータ上でWindows XPのイメージを利用できる機能を提供する予定だ。
Dellは、「10月22日の期限以降も、対象顧客は引き続き、当社の『Custom Factory Integration』サービスを通じてWindows XP搭載システムを入手できるだろう」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。