アクセンチュアは9月21日、アクセンチュアがグローバルで保有するクラウドアプリケーション開発、実装に関する方法論や資産を集約し、国内の企業や組織に対して高品質なクラウドアプリケーションの迅速な導入支援を実行する拠点「アクセンチュア クラウド アプリケーション ファクトリー」(Accenture Cloud Application Factory)を、北海道札幌市に開設したと発表した。アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの北海道デリバリーセンター内に設置されている。
同拠点では、セールスフォース・ドットコムが提供する「Force.com」向け、およびプライベートクラウド環境向けに、既存アプリケーションの移行および新規アプリケーションの開発支援を行う。今後は、マイクロソフトが提供する「Windows Azure」などの主要なプラットフォームに対しても適応範囲を拡大させる予定としている。
アクセンチュアでは、クラウドアプリケーション導入に関する再利用可能な開発素材を集めたライブラリや方法論、実証済みの開発ツールや運用ツール群などの資産を集約した「クラウド ファクトリー」を同社のインドデリバリーセンター内に保有している。今回発表された札幌の拠点は、これに加えて同社がワールドワイドで持つ知見、資産、機能を国内拠点にも展開するものという。アクセンチュアでは、この拠点の設立により、日本の顧客向けのクラウドアプリケーション導入プロジェクトにおいても、高品質と低コスト、短期間を両立させる開発体制が強化されるとしている。