デルは10月15日、大企業、中堅中小規模企業向けサーバの新製品として、 AMDプロセッサを搭載したラックマウントサーバ「Dell PowerEdge R415」および「Dell PowerEdge R515」の2機種を発売した。
新製品は、AMDの最新プロセッサである「Opteron 4100」シリーズを搭載することで高いコストパフォーマンスを実現しているのに加え、ホットスワップ対応ハードドライブや冗長電源装置も装備しており、ビジネスデータの保護を強化するための可用性オプションが提供される。また、AMD Opteron 4100シリーズの省電力性能により、消費電力が35ワット、コア当たりの消費電力は5.8ワットと低電力で運用することが可能。ユーザーのITコスト削減に貢献するという。
両製品では、高度なシステム管理機能や、システム監視を容易にするインタラクティブLCD画面(R415ではオプション)など、エンタープライズクラスの機能も利用できるとしている。
R415は、 2ソケット1Uサーバとなっており、ファイルサーバ、印刷サーバ、電子メールやウェブサービス、ITインフラストラクチャ、小規模な仮想化といった、一般的な業務アプリケーション向けに最適化されている。また、エントリークラスのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)にも対応しているとする。一方のR515は、 2ソケット2Uサーバとなっている。8〜12台のHDDによる最大25テラバイトの内蔵ストレージを備え、データベース、 電子メール、仮想化、作業負荷の統合や大量のローカルストレージを必要とする用途に対応するという。