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R・オジー氏、マイクロソフトの新しい「夜明け」を語る

文:Don Reisinger(Special to CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、小林理子、編集部

2010-10-26 07:57

UPDATE Ray Ozzie氏は今後何週間かのうちにMicrosoftを去るための準備を整える一方で、これからの10年間で同社が進むべき方向性について包括的な考えを示している。

 Ozzie氏は「Dawn of a New Day」(新しい一日の夜明け)というタイトルのブログ投稿で、「今後5年間で大きな移行が生じることに疑いの余地はなく、過去の技術や成功を大局的に見て、提供可能なすべての変革的な価値が個人や企業、政府、社会へと向かっていくことを構想する人々にとって、大きな機会の時となるのは間違いない」と記した。この投稿は、「Executive Staff and direct reports」(幹部スタッフと直属の部下)へのメモとして記されている。

 Microsoftは先週、入社5年目のOzzie氏が退職すると突然発表した。具体的な退職日は明らかにされていないが、引継ぎ期間は数カ月間になると予測されている。Microsoftによると、チーフソフトウェアアーキテクトとして務めてきたOzzie氏は、同社を正式に退職するまでの期間を「Microsoftが多大な投資を継続中のより広い範囲のエンターテインメント分野」に注力する予定であるという。

 Ozzie氏は5年前の今週、Microsoftでの新しい職務への就任に際し、「The Internet Services Disruption」(インターネットサービスの破壊力)メモとして知られる、今回と同様の大きな構想を記した。その構想はすぐに、「Windows Live」や「Windows Azure」といったいくつかのMicrosoft製品のアイデアとなった。

 新しく開設された「ray ozzie's blog」に投稿された今回の新しいメモでは、Ozzie氏は同社に対し、前進する今の勢いを保ち、MicrosoftのPC向けソフトウェアが大部分を占める過去にあまり縛られることのないようにと忠告している。

 「Microsoftは、その歴史の中で非常に大きな成功を収めてきた」と同氏は記し、「これまでと同様に、今一度、恐れることなく、技術的な必然の流れを受け入れることで、これからの5年間のマイルストーンを達成しようではないか」と述べている。

 これまでの成功としては、Windows Liveを「『Windows』および『Office』ソフトウェアに対する、オプションではあるが自然にサービスを補完するものとして」利用する「シームレスOS」の提供などが挙げられるとOzzie氏は記している。同氏は、「Office 365」と「2010 Office」は、同社の「シームレスな生産性」のコンポーネントであると述べた。また、「シームレスなエンターテインメント」の分野では、「『Xbox Live』は『Xbox』を、リアルタイム、ソーシャル、メディアリッチなテレビエクスペリエンスへと変革した」とOzzie氏は考えている。

 しかし、Ozzie氏は、この数年間でMicrosoftが犯した過ちについてもしっかりと把握している。同氏は、Microsoftのいくつかの競合他社は、その「早期における明確なビジョン」により、「モバイルエクスペリエンス、ハードウェアとソフトウェアとサービスのシームレスな融合、そしてソーシャルネットワークやインターネットを中心とするソーシャルな相互作用の多種多様な新形態」において同社の先を行くことになったと述べた。

 これからの5年間は、「新たな変曲点」となり、さらなる可能性をもたらすとOzzie氏は記している。

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