クリックテック・ジャパンは11月17日、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの新版となる「QlikView 10」の提供を開始した。税別価格は25ユーザーで600万円から、1000ユーザーで2600万円から。
QlikViewはインメモリをベースに連想検索と呼ばれる技術を活用している。連想検索は、Googleのインスタントサーチと似た感じで、入力している間に検索結果が表示され、データ間の重要な関係を強調して表示する。新版のQlikView 10では、連想検索がすべてのダッシュボード上のリストボックスに拡張され、重要な問題に対する詳しい回答をすぐに見つけ出すことが可能になっているという。
QlikViewは消費者向けアプリケーションと同様のユーザーエクスペリエンスをもたらすことを狙って開発されている。QlikView 10では、データをクリックするだけで確かな情報に基づいたタイムリーな意思決定が可能になり、生産性を高めることができるという。新しい可視化機能を活用することで、ユーザーはこれまで以上に容易にデータを検索して、理解できるようになるとしている。新機能の「メッコチャート」を活用することで、全体の量と比率の両方の側面を棒グラフ内で把握できると説明している。
新版ではAjax機能が強化され、リアルタイムかつスムーズなデータオブジェクトの更新ができるようになっているという。また新版では従来より他のシステムとの統合の可能性が広がっているとしている。QlikView 10の機能を拡張して地図やフローチャート、Flashなどを可視化して表示できるという。新機能「QlikView Data Exchange」は瞬時にQlikViewにアクセスしてサードパーティー製システムのデータ出力を容易にできるようになるという。