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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

IPv6アドレスについて知っておくべき10のこと

文:Brien Posey 翻訳校正:石橋啓一郎

2010-12-01 08:00

12月10日更新:本記事の項目4と項目6について、IPv6分野の最新状況を追記した。詳しくは各項目を参照されたい。

 ここ数年、IPv6は徐々に主流の技術になりつつある。しかしIPv6はIPv4と大きく違っているため、多くのITプロフェッショナルは、IPv6への移行と言ってもどこから手を付けていいかわからないのが現状だ。この記事では、IPv6のアドレッシングの仕組みを理解するのに役立つ、10のポイントを紹介する。

1.IPv6アドレスは128ビットの16進数

 われわれが見慣れているIPv4は、4つの10進数からなっており、これが合わさって32ビットのアドレスを構成する。しかしIPv6アドレスは、IPv4のアドレスとは似ても似つかない。IPv6アドレスは長さが128ビットで、16進数の文字で表現される。

 IPv4では、各オクテットが0から255までの数字で表されていた。これらの番号は、通常はピリオドで区切られている。IPv6では、アドレスは4桁の16進数を8つ連ねたものとして表現され、4桁の16進数はそれぞれが16ビットに当たる(全部で128ビットになる)。以下で説明するとおり、IPv6アドレスには、少ない文字で表現できるよう、省略された書き方が用いられる場合がある。

2.リンクローカルユニキャストアドレスは見ればすぐ分かるようになっている

 IPv6は、アドレスの種類に応じて特定のヘッダを予約している。おそらく、もっとも知られている例は、リンクローカルユニキャストアドレスは、常にFE80から始まるというものだろう。同様に、マルチキャストアドレスは常にFF0xから始まる(xには1から8までの数字が入る)。

3.頭のゼロは省略される

 アドレス長が長いため、IPv6アドレスにはゼロが多く含まれる傾向がある。アドレスの区切り内の部分が1つ以上のゼロから始まる場合は、それらのゼロは場所を取るだけの存在だ。このため、頭にある1つ以上のゼロは省略される。次の例を見れば、分かりやすいだろう。

 FE80:CD00:0000:0CDE:1257:0000:211E:729C

 もしこれが本物のアドレスなら、コロンの区切り内が1つ以上のゼロで始まる場合、省略することができる。省略した結果は、次のようになる。

 FE80:CD00:0:CDE:1257:0:211E:729C

 ご覧の通り、冒頭のゼロの省略は、アドレスを短くするのに大きく貢献する。

4.連続するゼロは省略できる場合がある

 実際のIPv6アドレスは、ゼロだけの部分が連続する傾向にあり、これも省略することができる。例えば、次のアドレスの場合を考えてみて欲しい。

 FE80:CD00:0000:0000:0000:0000:211E:729C

 このアドレスの場合、区切り内がゼロだけの部分が4つ続いている。このような場合、冒頭のゼロを省略するのではなく、連続するゼロをすべて取り除き、2つのコロンで置き換えることができる。2つのコロンは、OSに対し、その間にある数字はすべてゼロであると伝えているわけだ。上記のアドレスの場合、次のようになる。

 FE80:CD00::211E:729C

 連続するゼロを省略する際には、覚えておかなくてはならないことが2つある。第1に、区切り内の部分を省略できるのは、ゼロしか含まれていない場合に限る。上記の例の2つめの区切り部分の後半には、ゼロが続いていることに注目して欲しい。これらが省略されないのは、その区切り内にゼロ以外の文字があるためだ。第2に、コロン2つを使った省略は、1つのアドレスにつき1回しか使えない。

編集部注:実はこの記事で説明したルールだけでは、同じIPv6のアドレスに何通りもの書き方が生じる場合があり、さまざまな問題が起きる。これを避けるために、省略後の表記が1つになるような推奨表記ルールが作られている。詳しくはRFC5952を参照して欲しい。

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