EMCジャパンとRSAセキュリティが、2011年1月1日付けで合併することを発表した。合併後は、EMCジャパンが存続会社となり、両社の事業を統合。RSAセキュリティは「RSA事業本部」としてRSAブランド製品のマーケティング、営業、サポートを継続して行っていく。
合併後の代表取締役社長には、現EMCジャパン社長の諸星俊男氏が引き続いて就任する。RSAセキュリティ代表取締役社長の山野修氏は、2010年7月よりEMCジャパンの執行役員副社長に就任している。新設のRSA事業本部の本部長には、現在、RSAセキュリティで営業本部長を務める山田秀樹氏が1月1日付で着任する予定。
米EMCは、2006年9月に米RSA Securityを買収している。この買収により、EMCはセキュリティ事業部門を新設して、情報中心のセキュリティ戦略による情報セキュリティ事業を展開し、情報のリスク管理や適切なコントロールにより、情報資産を脅かす様々なセキュリティ脅威に対抗するソリューションを提供してきた。今回の合併でEMCジャパンは、日本においてもRSAセキュリティを事業部門化することで、情報インフラと情報セキュリティの緊密な連携を取り、クラウドコンピューティング環境での最重要課題として掲げられる「情報インフラの信頼性向上」を推進する考えだ。