日立、エントリブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」を強化--SSDへの対応でより高速に

富永恭子(ロビンソン)

2010-12-02 16:57

 日立製作所(日立)は12月2日、データセンターおよびコンテンツ配信事業者向けのエントリブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(BD10)を強化すると発表した。12月3日より販売、12月20日より出荷を開始する。

 今回の強化では、BD10内蔵の記憶媒体に高速なデータアクセスを可能とする「ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」を採用し、SATAハードディスクドライブ(HDD)搭載時と比べてデータアクセスの性能を約2.5倍に向上したという。これにより、コンテンツ配信事業者は、大容量データを伴うコンテンツの配信を高速に行えるとしている。

 サポートOSには、従来のLinuxに加え、マイクロソフトの「Windows Server 2008」を追加。Windowsベースのシステム構築が可能となることで、Windows基盤で動作するアプリケーションを用いたコンテンツ配信やホスティングサービス基盤を提供できるとする。

 また、Windowsベースのシステムである日立のシンクライアントソリューション「セキュアクライアントソリューション」での利用が可能となる。そのため、CPUやHDDなどクライアント端末の機能を集約して効率的な運用管理を実現するクライアント統合システムの構築にも利用できるとする。一般的なPCサーバによるシステムと比べ、同一のラックスペースあたり8倍となる最大600ユーザーを5U(222.25mm)のベースユニット1台に集約でき、コストパフォーマンスの高いクライアント統合システムが構築できるとしている。

 HA8000-bd/BD10の提供価格は、SSD搭載タイプが32万250円から、Windowsプレインストールタイプが27万900円からとなる。

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