Office 365のサービスは、ブラウザの利用が前提だ。
サポートブラウザはOSにより異なり、Windows 7の場合はInternet Explorer 7 / 8 / 9。Windows Vistaの場合はInternet Explorer 7 / 8。FirefoxはWindows 7 / Vistaともサポートされる。Mac OS X 10.5以降でも利用可能だが、サポートブラウザはSafariのみとなる。ただし、ユーザーエージェントの厳密なチェックは実施していないらしく、Google Chrome(Mac版)でもひと通りの機能を試すことはできた。
パブリックベータテストに申し込み、所定のサイトにアクセスすると、Microsoft Online Services IDと呼ばれるアカウントが発行される。IDは「XXXX@XXX.onmicrosoft.com」とメールアドレスを兼ね、Outlookによるメールの送受信にも使えるしくみだ。
サイトにはじめてサインインすると、ExchangeやSharePointの自動設定が開始され、その後表示言語の確認を行うと、いよいよOffice 365の機能を利用できる。このときの画面が「Office 365ポータル」で、以降サインインするたびに表示されることになる。
最初に着手したのは、Outlookで使用する連絡先のインポート。対応するのはCSVファイルのみ、デスクトップ版Outlookのファイル(*.pst / *.olm)はサポートされないが、プレインテキスト可ということは汎用性が高いともいえる。ヘルプを見ると、Outlook 2007 / 2010、Hotmail、Gmail、Yahoo、Windows Liveメールのアドレス帳が動作確認されている。