第二地方銀行の大光銀行(新潟県長岡市)は、日立製作所(日立)が提供する地域金融機関向け共同アウトソーシングサービス「NEXTBASE」を次期基幹系システムとして採用することを決定した。2013年度下期からの稼働を予定している。日立が5月26日に発表した。
NEXTBASEは、NTTデータの標準バンキングシステム「BeSTA」を中核に、共同化/アウトソーシングを活用した金融機関向けバンキングソリューション。勘定系や外接系などの基幹系システムをはじめ、営業店システムや情報系システムまでバンキングシステムを総合的にサポートできるという。日立によれば、第二地銀向けとして業界最大規模だとしている。
NEXTBASEは拡張性や柔軟性に優れており、大光銀行のノウハウを生かした自由な商品設計が可能であり、銀行のニーズにあった商品やサービスをより迅速に提供できるという。すでに6行の利用実績があることも、NEXTBASE採用の理由としている。NEXTBASEは、バックアップセンターを有する2センター体制となっており、大規模災害時にも速やかな復旧が可能という点も採用の決め手になったと説明している。