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クラウドへのバックアップを最適化するには--5つのティップスを紹介

Brien Posey (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2011-06-03 08:00

 クラウドへのバックアップを初めて行う場合、そのバックアップにかかる時間の長さに驚く人もいることだろう。本記事では、さまざまなパフォーマンス上の問題を経験してきた筆者が、クラウドへのバックアップに関するティップスを紹介する。

 クラウドへのバックアップを初めて行う場合、その処理の遅さに驚く人も多いことだろう。以下では、クラウドへのデータのバックアップを行う際に直面しがちなパフォーマンス上の制約を乗り越えるためのティップスを紹介する。

1:まず、重要度の高いファイルからバックアップを行う

 クラウドへのバックアップサービスを利用する場合、インクリメンタルバックアップに先立って、まず初期バックアップを完了させておく必要がある。バックアップするデータの量と、インターネット回線の速度にもよるものの、初期バックアップは、完了するまでに相当長い時間がかかる場合もある。実際、筆者自身が行った際には、初期バックアップに3カ月半もかかったのだった。

 このため初期バックアップに時間がかかる場合を想定し、データの優先順位を決めておくことが重要となる。例を挙げると、筆者がクラウドバックアップ用のクライアントを設定した際には、最初にMicrosoft Officeの文書ファイルすべてをバックアップしてから、画像ファイルをバックアップするようにした。また、実行ファイルやその他の形式のファイルについては優先順位を低く設定しておくことで、それらのファイルが最後にバックアップされるようにもしておいた。

2:帯域幅スロットリング機能を使用する

 クラウドへの初期バックアップが完了するまでには、長い時間がかかる場合もある。こういったことを考えると、バックアップの速度に制限をかけるというのは理に反しているように思えるかもしれない。しかし、時にはそうする必要に迫られる場合もあるのだ。

 筆者が初めてクラウドにデータをバックアップした時のことだ。バックアップを始める時点では、クライアントソフトウェアに搭載されていた帯域幅スロットリングという機能をわざわざ使用する必要性を感じなかった。ところがそのバックアップクライアントは、あまりにも大量の帯域幅を占有し、他のほとんどのウェブサービスに大きな影響を与えてしまったのである。実際のところ、インターネットの閲覧という単純なことさえ苦痛になるほど遅くなってしまったのだ。

 このため、筆者は早々に帯域幅スロットリング機能を有効にし、バックアップのパフォーマンスと他のプログラムに必要とされる帯域幅との間で適切なバランスが保たれるように設定し直した。これによって問題は解決されたものの、その後しばらくして、バックアップクライアントに割り当てる帯域幅を再び抑制する必要に迫られることになった。

 クラウドへのデータバックアップを開始してから数週間後、契約しているISPから1通の手紙が届いたのだ。そこには、サービス規約で定められている月当たりの上限を超えるデータがアップロードされているということと、消費帯域幅が許容レベルにまで抑えられないのであればサービスの停止に踏み切らざるを得ないということが書かれていた。このため、クラウドへのバックアップ速度をさらに抑制することになったというわけである。

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