宅配水のアクアクララ、V-CUBE ミーティングで出張費削減--300万円を80万円に

富永恭子 (ロビンソン)

2011-06-30 18:58

 宅配水を提供するアクアクララは、業務のコミュニケーション強化と出張コスト削減のため、ASP型ウェブ会議システム「V-CUBE ミーティング」を採用した。ブイキューブが6月30日に発表した。

 アクアクララは、東京に本社、名古屋、大阪、福岡に支店を置いている。しかし、メールと電話だけでは、拠点間のコミュニケーションが希薄となり、互いに顔を知らないという従業員もいて、意思の疎通が図りにくいこともあったという。その一方で、打ち合わせや会議目的の出張コストが高額になっており、その抑制が課題となっていた。そこで、アクアクララでは、遠隔でも顔を見てコミュニケーションを図れるよう、V-CUBE ミーティングを導入したとしている。

 採用では、無料サービスなども検討されたが、V-CUBE ミーティングの使い勝手の良さが評価されたという。V-CUBE ミーティングは、市販のウェブカメラとヘッドセット、ネット環境さえあれば利用できるウェブ会議システム。ASP型で提供されるため、インストールなどの面倒な設定が不要なほか、ホワイトボードや資料共有、会議の録画など多彩な機能を持つ。企業利用に適したセキュリティや24時間365日受付のサポート体制、操作説明会の開催など、導入後のサポートサービスの充実も評価されたとしている。

 アクアクララは、V-CUBE ミーティング導入後、社内の定例会や打ち合わせなど、社内利用を中心に活用している。フランチャイズ本部と各拠点のスーパーバイザーが施策を情報共有し、運用を考えたり改善策を練るなど、フェイストゥフェイスで活発な議論が行われているという。

 年間300万円かかっていた出張費が80万円に削減され、コミュニケーションの活性化でも効果を得られたという。メールや電話に対して、スケジュール調整だけで、必要な人間を集めれば、すぐに遠距離会議を開けるV-CUBE ミーティングは、業務効率向上にも寄与したとしている。

 アクアクララは今後、海外や取引先との重要な会議などにも同システムを活用し、通信費の削減を図るとしている。ウェビナー用で1万拠点への同時配信も可能な「V-CUBE セミナー」の導入も検討中としており、従業員へのメッセージ発信や勉強会での利用を考えているという。

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