ソフトバンク通信3社、Google Appsを全社導入--2万6000人が利用開始

冨田秀継 (編集部)

2011-07-20 13:34

 ソフトバンクグループで通信事業を手がける3社が、Google Apps for Businessを全社導入した。全社員2万6000人(ID)が利用する。

 導入したのは、通信グループを形成するソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBBの3社。従来はそれぞれの経営母体が異なっていたため、情報システム部門やシステム基盤は各々の会社が管理していたが、旧ボーダフォンがグループに参加した2008年頃から効率化を進めてきた。現在は通信3社で共通の情報システム部門を保有し、同じ情報系システムを利用している。

 「従来は情報システムの“お守り”が必要だったが、Google Apps for Businessというクラウド環境に移行することで情報システム部門の負担を削減できる。自社運用からクラウドに切り替えることでの効果は大きいと考えている」(ソフトバンクテレコム 広報部)

 また、通信3社は全社員にスマートフォンとタブレットを配布しているが、Google Appsを導入することで、いつでもどこでも仕事ができる環境を整備したい考えもあるという。

 ソフトバンクテレコムは2010年12月にGoogleと提携、2月からGoogle Apps for Businessを販売している。今回の導入にあたっては、同社のクラウドサービスブランド「ホワイトクラウド」で提供している「SoftBank with Google Apps」を採用した。

 「ソフトバンクテレコムでは、お客様に販売するサービスは自社で使ってからという販売ポリシーがある。ユーザー目線でお客様に提案できるように(自社でも)導入した」(同)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]