ユニ・チャーム、SaaS型SCMを導入--12時間のプランニングが5分に短縮

田中好伸 (編集部) 2011年08月26日 17時52分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ユニ・チャームはSaaS型サプライチェーン管理システム(SCM)「RapidResponse」を日本とタイのオペレーションで導入した。RapidResponseを提供するキナクシス・ジャパンが8月26日に発表した。

 ユニ・チャームは赤ちゃん用紙オムツをはじめとして、消費者向け衛生用品を提供する製造販売業者。これまでは統計ベースのSCMを活用していたが、今回RapidResponseに刷新した。これまで12時間もかかっていたプランニングの計算が、5分で完了できるようになっているという。

 ユニ・チャームがRapidResponseを選択したのは、需給バランスが常時変動する中でダイナミックに調整できる点を挙げている。RapidResponseは、ユニ・チャームの日本国内のオペレーションで部材要件のプランニングに利用していたIBM AS/400も刷新したことで、2つのシステムを1つに統合している。

 RapidResponseを活用することで、サプライチェーン管理全般のプロセスを簡素化すると同時に、ユニ・チャームの今後のビジネスの拡大にも対応できる体制を構築できたという。可視性とコントロールの能力が向上して、ユニ・チャームはローカル拠点に注意を払いつつ、グローバル視点によるオペレーションが可能になり、特に製品の投入が強化されているとしている。

 需要計画と供給網管理、製品管理、部材調達計画をRapidResponseに統合したことで、ユニ・チャームは新製品投入プロセスの管理能力が高まり、結果として売上増に貢献しているという。ユニ・チャームは今後ほかの地域にもRapidResponseの導入を検討していく。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]