日立システムズは10月13日、福島県郡山市にコンタクトセンターを新設すると発表した。東日本大震災の復興貢献と、サービスの拡充を目的としている。
日立システムズでは現在、東京都と大阪府にコンタクトセンターを設置し、全国の顧客にヘルプデスクサービスを提供している。郡山市のコンタクトセンターは、中長期的な視点での復興貢献策のひとつで、既存センターの一部機能を移管し、サテライトセンターとして設立する。今回の新設にあたっては、福島県の「がんばろう福島の企業!産業復旧・復興事業」による助成を活用する予定。
新コンタクトセンターは、クラウド型CTI(Computer Telephony Integration)基盤を活用して短期間で開設するという。12月には約20人を採用し、コンタクトセンターの知識およびスキル体系をまとめた「CMBOK」をベースに研修を実施、2012年4月の稼働開始を目指す。以後、段階的に業務を拡張し、3年後には200名超の要員規模に拡張する計画で、将来的にはコンタクトセンター関連業務を請け負うBPO拠点とすることも検討しているという。
日立システムズは、日立電子サービスと日立情報システムズが合併し、10月1日に発足した新会社。詳細は「グラフと表で比較する新生 日立システムズ」を参照。