東証、BCPで遠隔地にデータバックアップシステム--IIJのクラウドサービス採用

田中好伸 (編集部)

2011-10-21 06:00

 東京証券取引所(東証)は事業継続計画(BCP)の一環で遠隔地のデータバックアップシステムとしてクラウドサービス「IIJ GIO」を活用、8月末から運用を始めている。インターネットイニシアティブ(IIJ)が10月20日に発表した。

 東証はBCPの要件として、バックアップデータを外部のデータセンターなどの遠隔地に保管することを求めており、今後業務データ量が増え続けることが予想されることから、安価で柔軟にシステムを拡張できるクラウドサービスの導入を検討していたという。IIJ GIOを採用したことで、個別サーバを構築する場合と同等のシステム環境を利用でき、データを遠隔地に保管できることから、災害に強いバックアップシステムの導入を実現できたとしている。

 東証は2010年から、クラウド型ウェブセキュリティサービス「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」を導入、最新のセキュリティ機能を手軽に利用できる点や短期間でサービスを導入できる点を評価しているという。今回のバックアップシステムでも、要件定義から運用開始までの期間を約2カ月で行い、業種業界を問わず多数の導入実績がある点も評価され、採用に至ったとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]