ネットアップ、中堅向け新ストレージ「FAS2240」--管理ツールを標準搭載

田中好伸 (編集部)

2011-11-09 18:32

 ネットアップは11月9日、中堅企業向けのストレージ「FAS2240」の販売を開始した。最小構成の参考価格は179万円。ほぼ同一構成の従来製品「FAS2040」の参考価格が457万7000円と、大幅なシステム構成の簡素化と低価格化を実現したとしている。

 同社の最大の強みという、上位製品と同等のユニファイドアーキテクチャをを採用しており、単一のシステムで多様なワークロードとプロトコルに共通したOSや管理ツール、ソフトウェアツールを提供する。ストレージをアップグレードする際に、IT担当者を別のテクノロジで再訓練する必要がないとしている。

 FAS2240は、新しいソフトウェアパッケージとして、ミッドレンジ向けの「FAS3200」シリーズ、ハイエンドの「FAS6200」シリーズと同じソフトウェアパッケージを標準で搭載している。FAS2240は、OSとして最新の「Data ONTAP 8.1」以降をサポートしている。

 今回から新たに標準で搭載される管理ツール「NetApp OnCommand System Manager 2.0」はネットアップ製ストレージの設定と継続的な管理の両方で、担当者が簡単に簡素化、制御、自動化できるように設計されているという。新しい64ビットプロセッサアーキテクチャやハイパースレッドOSを採用することで、システムメモリも容量、速度ともに向上していることから、仮想化環境にも最適なプラットフォームと説明している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェア対策をマンガで解説、手口や被害のデータから見る脆弱性放置の危険性とは?

  2. セキュリティ

    セキュリティリーダー向けガイド--なぜ今XDRとSIEMの違いを理解することが重要なのか

  3. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  4. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  5. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]